お題 — 今月のお題
まだ寒い日もあるけれど、少しずつ近づく春の気配を詠んでみましょう。梅の香り、雪解け、日差しのあたたかさ——あなたが感じる「春の兆し」を言葉にしてください。
2026/2/1 12:00 〜 3/1 11:59
桜待つ 町に梅の香 うすれゆく
空見れば 洗えば降るぞと 雲わらい ホース持つ手が まだ決めきれない
まだ寒い 朝の玄関 開けたとき 風のかたちに 梅の香まじる
暖かくなってきて 散歩したいけど 花粉がすごいなあ
春の風 鼻が真っ先に 感知する
マフラーを 解いて誘う 梅の香よ
うまくいかぬ 日ほど深呼吸 してみれば 今日の自分に 丸をつけられる
宅配の チャイム鳴るたび 息ひそめ 「今は無理です」 部屋着が言うよ
額の熱 小さき息に 耳すます 湯気立つお粥 夜は長くて
腹いっぱい 箸置く音に 午後ひらく
昼休み 腹の音だけ 先に着く
豆ひいて 朝の静けさ 濃くなる香
決算期 桜の前に 目が満開
花粉来る 勝てぬと知って マスクかな
梅の香に 凍てた朝ゆるみ 水 音立つ まだ寒きまま 日差しは春へ
梅ひらく 風のかすかに 土ゆるむ