赤星を うざくつまんで 一息に 平日午前 罪なる愉悦
歯医者行く 9時に思い出し 10時半まで 余裕があると 喜び踊る
疲れたな 今は全然 欲しくない 忍者メシを しがんで帰る
明日はもう 中秋の名月 だってのに 未だに俺は 素麺茹でてる
一人暮らしの 手にゃ余る 祖母の寄越した 一房の愛
ふいにぞくりと 思い出す 自動車の ドアに当たった 指先の感触
夕焼けが なんだか無性に 悲しくて 遠くの回転寿司まで 歩く歩く
この頃は 気が変になる 寒暖差 貪り耽って 誤魔化す夜長
生牡蠣が めちゃくちゃ安い この単語 一抹の不安 弾くスワイプ
豚肉を ワシワシ食らう 雨の日に エネルギーを 持て余したまま
ヒューズは切れなきゃ 意味がない
とりあえず しこたま眠って おきなさい 明日は待ってて くれないのだから
本当に 降車しなくて 大丈夫? わけもわからず 終着駅へ
あなたには わからないでしょ この気持ち 濡れしょぼたれた 夜の思い出
夕方の 風に少しだけ 秋の果汁 100%は いつになるのか
名駅に 行ったところで 何かあるわけ ないですが 地下街は割と 涼しいですよ
今日だけで 何軒ファミマに 寄ったのかしら 冷たいコーヒー 憩う束の間
咽込んだ ジンジャーエール 弾けた雫が 眼にしみ込んで 割れたシャボンを思い出す
たくさんの 許さないを 抱えに抱え 今日も笑う 明日も笑う
鶏の骨 しがみながらの 1時間 朝日待つ身は 何と寂しく