あなたには わからないでしょ この気持ち 濡れしょぼたれた 夜の思い出
夕方の 風に少しだけ 秋の果汁 100%は いつになるのか
名駅に 行ったところで 何かあるわけ ないですが 地下街は割と 涼しいですよ
今日だけで 何軒ファミマに 寄ったのかしら 冷たいコーヒー 憩う束の間
咽込んだ ジンジャーエール 弾けた雫が 眼にしみ込んで 割れたシャボンを思い出す
たくさんの 許さないを 抱えに抱え 今日も笑う 明日も笑う
鶏の骨 しがみながらの 1時間 朝日待つ身は 何と寂しく
汗をかき 荷物を運んで 飯を食う 苦悶の中に ひかるよろこび
ラーメンの チョイスをミスる 午前2時 ふとしたはずみ 味玉付きの特製を
指先の 痛みを束の間 忘れ去る バンドエイドの 湿った匂い
外に出て 漏れ出た言葉は 困ったな 辿り着く頃にゃ 蒸しパンか
おいしくなれよ とりあえずは 冷蔵庫で寝といて
おちるのは 一瞬 のぼるのは 一生
うすくて 暗い身の丈を 少しばかりは 握り返して 布団より出づ
離さないで きつく抱きしめて なんてこと 縁が遠くて のんきに居間で茶を啜る
何、ほら いちごミルクを 飲んでごらんなさい 気分がとても よくなったでしょう
まあ、踊るよ ぎこちないけど そういうものなんでしょう 踊るって
基本的な幸せは 餃子の中にある
まっとうに 生きている 人々の なんとまぶしく うつくしいことか
狂おしいほど 働いて シャワーの雨音に うたれ眠る