特集
秀句ピックアップ
運営が選んだ注目の一句を、鑑賞コメントとともにご紹介します。
春の夜 君の返信を待つ間に 桜の花びらが 一枚、また一枚 窓を流れていく
一枚、また一枚 — 返信を待つ春の夜に
スマホを開いたままにして、画面が暗くなり、また点いて、また暗くなる。そんな返信待ちの夜を、桜とともに詠んだ一篇。若き夢見人さんの自由詩を、じっくり味わいます。 > 春の夜 / 君の返信を待つ間に / ...
続きを読む →泣かすまい 母の背中に 誓う僕 あの日のおんぶ 今は我が子に
母の背中、今は僕の番 — おんぶの記憶が世代をめぐる
5月10日は母の日。その週のお題「母の背中」に届いた一首を、じっくり味わいます。詠み手は万次郎さん——詠むに初登場の作者です。 > 泣かすまい / 母の背中に / 誓う僕 / あの日のおんぶ / 今は...
続きを読む →山藤の 蔓をからめて 艶めかし
艶めかし、と詠むこと — 山藤の蔓のあわい
> 山藤の / 蔓をからめて / 艶めかし 「艶めかし」って、俳句で見ると、ちょっとドキッとしませんか? なごみRさんの一句、初めて読んだとき、この三文字に立ち止まりました。山藤に「艶めか...
続きを読む →手汗かき アクセル踏めぬ 若葉貼り
若葉マーク、それも春 — アクセルが踏めない五月
5月は、新生活がちょっと板についてきて、でもまだ慣れない——そんな端境期。お題「若葉の頃」に届いた川石のりたけさんの一句を、じっくり味わいます。 > 手汗かき / アクセル踏めぬ / 若葉貼り 「若葉...
続きを読む →届かぬや 白ヤギ食べた? あの手紙
白ヤギさん、食べちゃった? — 届かない手紙のゆくえ
「やぎさんゆうびん」、知ってますか? 白ヤギさんがお手紙もらって、読まずに食べちゃって、返事を書いて、黒ヤギさんもそれを食べて……永遠に手紙が届かないあの歌です。 川石のりたけさんの一句は、この童謡の...
続きを読む →朝露の 指に冷たし 菜の花摘む
指先に触れる春 — 朝露の一句
この句を読んで、指先がひやっとしました。 比喩じゃなく、本当に。朝露の冷たさって、実際に触れたことがある人にはわかる「あの感じ」ですよね。文字を読んだだけで指先の温度が変わる——俳句ってすごいなと改め...
続きを読む →木曜日 あと一歩だが その一歩が 地味に遠いぞ 金曜の丘
金曜の丘を登れ — 木曜日の短歌
この短歌を初めて読んだとき、思わず笑ってしまいました。 「金曜の丘」って! あの、木曜日の夕方あたりに感じる「あとちょっとなのに果てしなく遠い」感じ、これ以上ぴったりな言葉ある?と。 「地味に遠いぞ」...
続きを読む →夜桜や スマホの光 顔も桜
スマホの灯りに浮かぶ夜桜
夜桜の下って、みんなスマホ構えますよね。 この句を見つけたとき、まさにその光景が浮かびました。暗い中、画面の白い光に照らされた顔がぼんやり桜色に見える——あの瞬間、みなさんも覚えがありませんか? 「夜...
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