川柳共感 18
「やぎさんゆうびん」、知ってますか? 白ヤギさんがお手紙もらって、読まずに食べちゃって、返事を書いて、黒ヤギさんもそれを食べて……永遠に手紙が届かないあの歌です。
川石のりたけさんの一句は、この童謡の世界を川柳にぎゅっと詰め込んでいます。
ここが好き
まず「届かぬや」という入り。ちょっと古風で、詠嘆の「や」が効いてますよね。「ああ、届かないなぁ……」という溜息が聞こえてきます。
そこからの「白ヤギ食べた?」で、急にくだける。この緩急がたまらない。厳かな嘆きから、友達に話しかけるような口調への切り替え。読んでいて思わずニヤッとしてしまいます。
じっくり味わう
最後の「あの手紙」も気になりませんか? 「あの」って、どの手紙なんでしょう。
出せなかったラブレター? 言い出せなかった「ごめんね」? それとも、もう届けようがない大切な人への言葉?
童謡のユーモアに包みながら、実は**「届かなかった想い」**というちょっと切ないテーマが隠れているんですよね。笑えるのに、ちょっとだけキュッとくる。そういう句、好きです。
川石のりたけさん、素敵な一句をありがとうございます! みなさんにも、届かなかった「あの手紙」ってありますか?