特集

返歌特集

ユーザー同士の返歌のやりとりをピックアップしてご紹介します。

窓の外 テイクオフした 僕の服

↓ 返歌

大海泳ぎ 泥に塗れて

2026年8月8日

飛んでいった服の、その後 — 洗濯物が大海を泳ぐまで

第14回の返歌特集です。今回は、思わずにやりとしてしまう、奇想の二句を取り上げます。 元句が「飛んでいってしまった服」を見送り、返歌が「その服のその後」を勝手に想像する——小さな事件を、返歌がひとつの...

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「またね」とは 終わりじゃなくて 約束さ

↓ 返歌

埋めたあの日の タイムカプセル

2026年8月1日

「またね」の、ふたつの行き先 — 過去へ、来世へ

第13回の返歌特集です。今回は、ちょっと特別な回。ひとつの元句に、ふたつの返歌が寄せられた、めずらしいやりとりを取り上げます。 きっかけは、「またね」という、たった一言の別れの言葉。通りすがりの凡人さ...

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雲低く 初鳴きの蝉 盆参り

↓ 返歌

墓前にて 蝉の声聞く 母も聞く

2026年7月25日

蝉を、聞く人が増える — 盆参りから墓前へ

第12回の返歌特集です。今回は、お盆の蝉をめぐる、俳句と俳句のやりとりを取り上げます。 元句が「初鳴きの蝉を聞きながら、盆参りへ」と墓地へ向かう道を詠み、返歌が「墓前で、母も一緒に蝉の声を聞いている」...

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終業式 朝顔抱え 家遥か

↓ 返歌

朝顔しおれ 親に叱られ 家はもっと遥か

2026年7月18日

家は、もっと遥か — しおれた朝顔と、叱られた午後

第11回の返歌特集です。今回は、終業式に持ち帰る、鉢植えの朝顔をめぐる二篇を取り上げます。 元句が「終業式、朝顔を抱えて、家は遥か」と、重い鉢を抱えた子の帰り道を描き、返歌が「朝顔はしおれ、親に叱られ...

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君を呼ぶ 慣れない指を 鍵盤に 言葉にならず 和音乱れて

↓ 返歌

指が震える 言葉より先に 君の名前だけが 何度も何度も 鍵盤を叩く

2026年7月11日

鍵盤を叩く名前 — 言葉にならない恋の、その先へ

第10回の返歌特集です。今回は、ピアノに託した恋の二篇を取り上げます。 元句が「言葉にならず、和音が乱れて」と告白の一歩手前で立ちすくみ、返歌が「言葉より先に、君の名前だけが鍵盤を叩く」とその指をさら...

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南風 羽あればすぐ 君の窓

↓ 返歌

飛び立つ夢も 今は無きまま

2026年7月4日

羽のない夏 — 「君の窓」へ飛べなかった返歌

第9回の返歌特集です。今回は、夏のはじまりの二句を取り上げます。 元句が「羽があれば、君の窓へ飛んでいくのに」と夢を見て、返歌が「その羽は、もうない」と静かに受ける——高く飛ぶ想像から、地に足のついた...

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夜涼し 山里の灯火 ほのかなり

↓ 返歌

蛍を頼りに 急ぐ家路よ

2026年6月27日

灯火から、蛍へ — 山里の夜を照らし直す返歌

第8回の返歌特集です。今回は、夏の夜の二句を取り上げます。 元句が「遠くの灯火」を見つめ、返歌が「足もとの蛍」を頼りにする——遠い光から、近い光へ。視点がそっと移ることで、静かな夜の景色に、歩き出す体...

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忘れても 傘は待ちおり 春の雨

↓ 返歌

ワルツの如き 叩く布地よ

2026年6月20日

忘れた傘が、ワルツを踊り出す — 擬人化の連鎖で雨を聴く

第7回の返歌特集です。今回は、雨の二句を取り上げます。 元句が「傘を擬人化」して読者にそっと差し出し、返歌が「雨音をワルツに変える」ことでその擬人化を引き継ぐ——擬人化のリレーとして読むと、ぐっと深ま...

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朝餉かな 白き磁器に 新茶注ぐ

↓ 返歌

香の物来て 進む茶漬けよ

2026年6月13日

新茶、白磁器、そして茶漬け — 朝餉の二句が見せた、美と食欲のあいだ

第6回の返歌特集です。今回は俳句から川柳へ、ジャンルを越境した二句のやりとりを紹介します。 舞台は朝の食卓。同じ日に投稿された二句が、「朝餉の格式」から「茶漬けの食欲」へと、するりと滑っていく。美意識...

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さざなみを 寄せて返す 営みを 永久に行き交う この散歩道

↓ 返歌

隣の君に そっと肩寄せ

2026年6月6日

永久から、ぬくもりへ — 三人で繋いだ、ジャンル越境の返歌リレー

第5回の返歌特集です。今回ご紹介するのは、ちょっと珍しい三段返歌リレー。 短歌 → 自由詩 → 俳句と、三人の詠み手が、別々のジャンルで言葉を繋いだやりとり。元句から始まって、返歌が返り、さらにその返...

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振り返る 存在感や 百合の花

↓ 返歌

されど高嶺と 下向き歩くや

2026年5月30日

見上げて、下を向く — 視線の上下、返歌で読む三組

第4回の返歌特集です。今回のテーマは「視線の上下」。 句って、案外視線の動きで出来ているんですよね。空を見上げるのか、足元を見るのか。仰ぐのか、俯くのか。元句と返歌のあいだで目線が上下に動くような3組...

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遠回り 君と手つなぐ 散歩道

↓ 返歌

いつまでか 君と歩ける 散歩道

2026年5月20日

画面の向こう、心のこちら — スマホ時代の返歌

第3回の返歌特集です。今回のテーマは「画面とわたしたち」。 スマホ、SNS、AI——気がつけば、私たちの暮らしは画面に囲まれています。そんな時代だからこそ、句と句のあいだで交わされる返歌が、画面の“向...

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春雨じゃ 濡れて参ろう なんちゃって

↓ 返歌

冗談めき 心は雨に 濡れており

2026年4月29日

返歌でつながる日常 — ふとした瞬間が、もう一つの物語になるとき

第2回の返歌特集です。前回は「返歌で広がる世界」として、一句が二人で深くなる瞬間をお届けしました。 今回のテーマは「日常」。ふだんの何気ない瞬間を詠んだ句に返歌がつくと、思いもよらない物語が生まれる—...

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春よ来い マスク外した 顔忘れ

↓ 返歌

忘れても 鏡に映る 春の顔

2026年4月2日

返歌で広がる世界 — 一句が二人で深くなるとき

「詠む」には返歌の機能があります。誰かの句を読んで、心が動いて、自分も詠みたくなる——そんな瞬間から生まれた返歌のやりとりをご紹介します。 返歌って面白いんですよ。元の句が返歌によって全然違う奥行きを...

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