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その明日は、もう今 — 夜中のアイス、三本の言い訳

2026年7月23日

ほろ酔い
自由律共感 12

夜中のコンビニで/ついアイスを三本買ってしまい/明日の自分を/呪おうとして気づく/その明日ってもう今だ

——読み終わって、思わず「うわ、やられた」と笑ってしまいました

ほろ酔いさん、特集初登場の自由詩です。夜中のコンビニ、つい買いすぎたアイス。よくある話——のはずが、最後の一行で、時間の感覚がぐるっとひっくり返る。ちょっと笑えて、ちょっとゾッとする、見事な一篇です。

ここが好き

夜中のコンビニで / ついアイスを三本買ってしまい / 明日の自分を / 呪おうとして気づく / その明日ってもう今だ

好きなのは、**「明日の自分を/呪おうとして」**のところです。

これ、身に覚えがありすぎるんですよね(笑)。夜中に甘いものを食べすぎたり、夜更かししたり。そのとき私たちは、決まって**「明日の自分に押しつける」。「まあ、後悔するのは明日の俺だから」って。今の自分は、ちゃっかり逃げ切ろうとしている。ほろ酔いさんは、その人類共通のズルさ**を、まずしっかり差し出してくれます。

じっくり味わう

ところが——最後の一行で、逃げ場がなくなる

「その明日ってもう今だ」

夜中のコンビニ、ということは、時計はもう0時を回っている。つまり、「明日の自分」は、すでに「今の自分」になってしまっている。呪う相手を探して振り返ったら、そこにいたのは、たった今アイスを買った、自分自身だった。責任の押しつけ先が、消えてなくなる瞬間です。

この時間のトリックが、本当に鮮やかなんですよね。「明日やろう」「明日の自分に任せよう」と先送りしているうちに、その明日は、気づけばもう始まっている。深夜という時間の、あの**"今日と明日の境目が溶けている"感じ**を、アイス三本というくだらなさで捕まえてしまった。おかしみと、ほんの少しの怖さが、同居しています。

「もう今だ」の、静かな発見

そして、いいのは、この詩が説教くさくないことです。

「先延ばしはよくない」なんて、一言も言っていない。ただ、夜中のコンビニで、ふと気づいてしまっただけ「あ、その明日って、もう今なんだ」という、小さな発見。責めるでも、反省するでもなく、ただ立ち尽くしている。この力の抜けた気づき方が、かえって胸に残ります。私たちが毎晩のように押しつけている「明日」は、実はいつも、すぐそこまで来ているのかもしれません。

まとめ

くだらないアイス三本の話が、いつのまにか**「今」と「明日」についての、ちょっとした哲学**になっている。日常のあるあるを、最後の一行でくるっと裏返す——この着地の切れ味に、すっかり感心してしまいました。

ほろ酔いさん、初登場でこんなに気持ちのいい一篇を、ありがとうございました。

みなさんも、「明日の自分」に、こっそり押しつけていること、ありませんか? よかったらコメントや返歌で、あなたの「その明日ってもう今だ」を教えてください。……あ、アイスはほどほどに。

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