夏の日の 揺れる水面よ 黄鉄鉱
雨ぽつり 睡蓮の葉と 水紋と
一週間 下着の数だけ 大家族 隙間なく干す 梅雨の晴間よ
食欲の ある今のうち 肉を食う
風呂上がり 縁側夜涼し 頬撫でる
暗闇に 黒き衣装 潜みけり いつか轢くぞと ハンドル握る
本当に 叶うものなら 本気出す
鏡文字 吾子のクレヨン 短冊よ
何食べる 聞くのは夫 ならずSiri
わかりません 唐突に割り込みしSiri
冷蔵庫 中みりゃそこに 何もなし 雨に打たれて 買い出しに行く
夏が昭和のままならば 海も山も楽しめたのに
世界最初のHP HPの使い方の史実
戻したぞ 冬にまとった 肉襦袢
健診日 ここでも流る W杯
暗闇で 夫を踏むか 蛙鳴く
帰り待つ 吾子蟻眺め 傘ささず
ボウリング 溢れる熱気 今はなく 跡地に建つは 郵便局や
馬の背を 分けるを見るや 逃げられず
ミシン鳴る 母のドレスで 発表会