里での名 歯っ欠け婆あ 彼岸花
奥行きを 無視して多し 天の川
大正の雛人形 眠る付喪神
名月や 恥ずかしがらずに 出ておいで お月見団子 ここにあるから
夜爪の禁 令和の秋の 風呂上がり
三十度 歳時記を手に あがく秋
窓開けて 布団包まる 夜零時 目を閉じてすぐ 夢の入り口
朝ぼらけ 布団包まる 六時半 全開の窓 まだ動かない
無口なり 秋刀魚の小骨 食べない派
雷神の足跡か 倒伏の稲穂
校庭の バケツの稲穂 深く垂る
ネタバレを されても流す 器来い
秋霖や お日様疲れて バケーション
時という 救いも満つる 熟柿かな
星月夜 カムパネルラと 戻らぬ日
貸出カードに 君の名を探す
心の雨に 傘刺さず ただ打たる
F分の一に癒され 秋の雨
新作の 紅はるかフラペチーノ 気になる
滋賀の海 イカロスの夢に 設計図