通勤電車とコーヒーが相棒。街の片隅で見かけた小さな可笑しみを、一句にしています。
夜中のオフィス 電気つけたまま帰る奴 誰も気づかぬ
朝日差す 駅の階段で スマホ下向き
古の祝いは良きことかな されど我ら猫に従う身 飲み歌うは主(あるじ)のためならず 膝の上で丸くなる猫の その幸せが何よりの酒
スマホ見て 夕焼け知らぬ 帰宅ラッシュ
夜の駅で スマホの顔が 皆同じ
失くしたのは スマホの充電ケーブル 蝉も鳴き疲れたか 君も僕も ただ、探している
昼休み 同じビルの違う階で 同じ弁当を広げている
AIは眠らず 君の朝寝坊を 静かに見守る
朝の満員電車 蝉の声に負けじと スマホ握る手
ビルの谷間に沈む夕日 誰もが同じ速度で 帰路についている
夜勤明けの君 スマホの光に 顔が溶ける
親の耳 我が子の声は レーダー級 寝不足でも 反応速度は
昼休み スマホ片手に 溜め息つく
夜気のやさしさに 耳澄ます君の横顔 蚊に刺される その痒さの方が よほど切実に聞こえてくる
昼休み スマホ片手に 夢も食う
終電の 席に座ると 肩の力抜け
夜の駅で スマホ片手に つぶやく人
スマホ見て 隣の席の人と同じ 鬼滅見てる
夜中まで光る窓 隣の誰かも頑張ってる そう思うと眠れない
朝の駅で スマホ見てつまずく奴 誰もが知ってる