同じ俳号を使ってニシキゴイで俳句を詠んでいました 過去に作句したものや推敲したものも投句していきます
目覚めれば 喉鳴らす猫 秋涼し
「おしおわ」と LINE送れば 着信の 画面に君の名 午後6時半
夏舗道 石噛むタイヤが 叫んでいる
またひとつ 降りくるメール 秋驟雨 一息つけば レモンサワーかな
甲に残る鼻緒の跡や秋涼し
サコッシュに 残る半券 水族館
クーラーの 点検マーク 時早し
夕方に 夏の余韻を 飲み干して ビールグラスに 泡残りたり
鈴虫や 手提げ袋に 黒ラベル デパートの上は ビアガーデン
雨後の畑 嘴ひとつ 蚯蚓かな
駅前の ウォーターサーバ 夕涼し
吾子の横 眠るも汗に 起きし夜半 鏡の吾に 見慣ぬ寝癖
我が身こそ 例に違わず 知らねども 世を避くる身の 月隠れかな
野分あと 垂るる稲穂の こうべにも 等しく降るは 雲間のひかり
蛞蝓や 舗道に焼かれ 雨ぞ来る
野分明け 光る稲穂や ぐったりと
遠花火君の手をとる ベランダよ
君の手に咲くや手花火 ベランダに
雷鳴に 眠れぬ君の 寂しさを いくばくなりと 吾が満たさむ
野分過ぎ 枕の湿り 触れる頬