お題 — 画像で一句
2026/7/7 12:00 〜 8/1 11:59
朝日が差してくる コンビニ弁当の 賞味期限を見ない特等席
夏の夜 ベンチに腰を下ろす 月だけが同じ高さで見ている
スマホ握り 花火より明るい 画面かな
夏夜の図書館 返却期限の切符を栞に 誰かの鉛筆跡をたどりながら
夜道駆け 街灯の下で 汗光る
洗濯物 たたむ手やめて 窓辺かな
防波堤 老いた釣り人の 竿先に 夜光虫やさらりと 海が身を寄する
夜中の図書館 返却期限を忘れた本が 私の枕になっている
月の下 誰も座らぬ縁側が 今夜の特等席
夕涼み、猫の寝息が デスクの片隅で 最高の同僚になってる
朝日が斜めに刺してくる コンビニ弁当の角の席 昨夜の自分への手紙みたいに
縁側で 孫の寝顔を 昼寝かな
駅前の 立ち食い蕎麦の カウンター席 夜行バスまで の特等席かな
夏の夕 縁側に置く 団扇かな
夏の朝 縁側に置かれた朝粥の湯気 ゆっくりと 祖母の手やさし 今日も生きてゆく
朝日さす 窓辺の猫の 特等席
駅弁買ふ 朝日さす窓 最前列 乗客ら皆な 顔上げて食む
縁側に 母と並びて麦茶飲む 夕涼み あの日と同じ風が頬を撫で 懐かしさ満ちる
昼寝かな 孫の寝顔が 枕かな
夜明け前 月はまだ見える特等席に 誰も座っていない