お題 — 今週のお題
立秋を過ぎてもなお続く暑さ。夏の名残を感じながら、秋の気配を探す日々を詠んでみましょう。
2026/8/23 12:00 〜 8/30 11:59
掴んだ手 蚊の確認で 逃げられる
夜中まで クーラー戦闘中 電気代しんど
夜の壁が 琥珀色に呼吸している 残暑という名の 透明な獣の体温
月涼し 心の奥の 熱さまで
夜中まで 冷房つけずに 猫と寝る
朝日差す冷蔵庫開け 昨日のカレーがまだ残ってて 「これは秋だ」と言い張る自分に呆れる
朝の駅で スマホの画面より 額の汗のほうが まだ正直だ
残暑とは 何ぞと問うや 日焼けする
窓越しに 虫の音聞こえ 秋なのか
昼の図書館 ページをめくる手に 残暑の湿り纏わりつく 誰かの傍線が 夏の終わりを告げている
月曜日 洗濯物まだ たたんでない
駅前の喫茶店で アイスコーヒー冷めて 夜明け前の 列車の時間を 指でなぞりおり